パブ(Pub)とは、イギリスで発達した酒場のこと。Public House の略。類似呼称にバーがある。アメリカ合衆国では同スタイルの酒場はバーとなる。 日本では、洋風の居酒屋のことを「パブ」や「バー」と呼んでいるが、最近では酒類を提供する風俗店にも「パブ」の名が多く使われている。
イギリスにはパブが街のあちこちにある。イギリス国内で数万軒はあるとされ、男性を中心に、老若を問わずたいへん親しまれている。カウンター席や椅子席を設け、主にビールを提供しており、食事には余り重きを置かない。大きなパブではランチタイム、及び夜の早い時間に食事を供するところがある。パブランチと呼ばれるこうした食事は、基本的にはすでに調理済みの食材(ローストビーフなど)に付け合せの茹で野菜などを添えたものである。小さいパブでは食事は一切供さず、つまみもポテトチップ(英語ではクリスプスcrisps)程度しか置いていないのが常である。繁華街にあるパブでは週末や夜の遅い込み合う時間では多くの客が立ったままでビールを片手に時間を過ごすのが普通であり、日本の居酒屋などのように着席して飲むことは少ない(そもそも座席数が少ない)。カウンターまで客が自らおもむいて直接バーテンダーに注文し、飲み物を受け取ったらその場で清算するキャシュ・オン・デリバリーという様式が基本である(日中の空いた時間であり、もしウェイトレスなどを置いている中規模以上のパブであればテーブルで注文することも可能)。数人でパブに行った場合、各人が代金を払うのではなく、誰か代表者が全員分の代金を支払う習慣がある。バイイング ア ラウンド(buying a round)と呼ばれる習慣で、次の機会の代金支払い時には別の人物が支払いを行う。そのようにして帳尻を合わせている。